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空港とホテルのお土産売場、インバウンド動線の違いを解説

空港とホテルのお土産売場、インバウンド動線の違いを解説

インバウンド向けの物販というと一括りに語られがちですが、空港とホテルでは訪日客の心理状態がまったく異なります。同じ「お土産を買う場所」であっても、そこに至るまでの滞在の文脈が違えば、購買が生まれる瞬間もまったく別のものになります。売場設計を同じ発想で行うと、どちらの機会も十分に活かしきれません。

「出国前のまとめ買い」が起きる空港

空港は滞在の最終地点であり、訪日客にとっては「もう荷物を増やしても持って帰るだけ」という心理が働く場所です。滞在中に目星をつけていた商品を、出国直前にまとめて購入する行動が起きやすいのが特徴です。搭乗までの限られた時間の中で、迷っている余裕はなく、短時間で判断できる売場であることが求められます。

「滞在中に何度も立ち寄る」ホテル

一方でホテルは、滞在の起点であり中継地点でもあります。宿泊客は滞在中に複数回、館内のショップに立ち寄る機会があり、日をまたいで少しずつ購買が積み上がっていく構造が生まれます。初日は見るだけ、翌日にもう一度確認し、最終日に購入するといった時間差のある行動も珍しくありません。

動線設計で押さえるべき違い

空港での動線設計

┗短時間で選べるレイアウト(一覧性の高い陳列)
┗まとめ買いしやすい価格帯・パッケージ設計
┗決済のスムーズさ(搭乗までの時間制約への配慮)

ホテルでの動線設計
┗何度来ても飽きない品揃え・物語のある陳列
┗スタッフとの対話が購買を後押しする接客設計
┗滞在初日〜最終日の間で検討を後押しする仕掛け(試着、名入れ、一点モノ、カスタマイズ商品など)

共通して言えること

滞在の文脈は違っても、「どこでも買えるものを避ける」「持ち帰りやすさを意識する」という物販の基本は共通しています。違いが生まれるのは、購買までにかけられる時間と、その場所を再訪する可能性があるかどうかという点です。この違いを理解せずに同じ品揃え・同じ陳列を持ち込むと、片方の施設では機能しても、もう片方では機会損失につながります。

空港での顧客心理をイメージする

空港の売場は、「最後、お買い忘れはございませんか?」の場でもあります。あまり独特な品揃えに振り切りすぎず、これまでに出会っているだろうアイテムを置く。一方、最後、背中を押すクオリティー、日本らしさ、価格バランスを工夫する。現地通貨の使い切り需要を狙い、買いやすいラインナップもわかりやすく打ち出していく必要があります。

まとめ

空港とホテルは、どちらも「インバウンド向け売場」という共通点がありながら、購買が生まれる瞬間はまったく異なります。Find My Japanでは、空港・観光施設の担当者向けに、現状の売場を無料で診断するサービスを提供しています。まずは現状の写真を送るところから、ご相談ください。

この記事は三喜商事株式会社が提供するコンテンツです。

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